1枚の絵画や写真が、動画よりも多くの情報と感銘や物語を語ることがあります。
ミュージシャンは、KEN G(Ts)さんといいます。山口・福岡をベースに演奏活動をされて、オリジナルを何度かカナダ・トロントで録音をされておられます。
CDの発売前に、ニューヨーク録音の内容が素晴らしい事は聞いておりましたが、ジャケットを見て、この方のイメージが変わりました。
御本人から、このCDジャケット制作の話しを聞く事が出来ました。
彼のライブやCD購入は何度か機会がありましたが、以前のジャケットは、イラストやご自身の演奏中の画像をご利用になってまして、どちらかと言いますと地味でした。
今回は、このイメージを払拭するかのように攻撃的で、収録曲と同様に好評です。
プロのカメラマンに依頼をしてイメージを一新させた意欲作です。
撮影は、東京のスタジオでほぼ1日をかけて数百枚のカットを収録されたそうですが、慣れないライトの中でのモデルのような経験に、ライブ以上にお疲れになったようです。
実は、その後がありました。
当日は横浜でライブ出演があり、休憩中にカメラマンから緊急のメールを受信してることがわかり、
深夜、連絡をとって仰天!!
デジタルカメラで収録した画像が、処理中の手違いで大半が消滅してしまった・・とのことです。
便利で、簡単なデジタル。1クリックで全てが削除される簡単で、怖い世界です。
CDジャケットの画像は、翌日、気を取り直して撮影された1枚だそうです。